今週のお題「鬼」
人間関係でストレスを感じる原因になると私が考えている「心の中の鬼」について、今日は2つ目の「他人に期待する気持ち」について書きたいと思います。
前回の続きです。
「うまくいっている人の考え方」(ジェリー・ミンチントン 著) より引用しています。
他人に期待しない
私たちは他人が自分とほとんど同じ行動をとるものだと思いがちである。だから、他人が意外な行動をとると、腹を立てたり、がっかりしたり、心配になったりする。
しかし、かなりよく知っている人でないかぎり、他人の行動を正確に予想できる確率はせいぜい五分五分程度しかない。あなたの行動が周囲の環境や人生経験の独特の組み合わせによって形成されるように、他人の行動もその人なりの背景によって形成される。
裏を返せば、あなたの行動だって、他人にとっては理解しづらいことがあるのだ。
(「20 他人に期待しない」より引用)
周りの人の行動って、理解できないことってありますよね。
「どうしてこんなことするんだろう?」「なんでこうしないのだろう?」
私もよくあります。
でも、それは、その人の性格や、それまでの環境や経験に応じて選択した結果であり、理解できないことがあって当然なんですね。
自分の行動だって、他人にとっては理解しづらいことがあるのだと考えると、周りの人の行動をどれが正しい、正しくないなんてジャッジするのはおかしな話です。
他人を変えようとしない
「もし周囲の人たちが私の思うようにふるまい、私の希望どおりになってくれさえすれば、人生はさぞ快適になるのだが」
私たちはどうもそう思い込んでいるようだ。しかし、私たちがどれだけ頼んでも、文句を言っても、おどしても、ほとんどの人にとってそんな願いを聞き入れるのは耐えられないことである。
自分が他人を問題視することをやめないかぎり、人間関係の問題はなくならない。他人を自分の思いどおりに変えようとして時間を浪費するよりも、自分の態度を変えたほうが、てっとり早くて現実的、しかも長続きするということだ。
(「33 他人を変えようとしない」より引用)
私も周りに変わってほしいと思うことがよくあったし、特に家族には「こうしてほしい」「ああしてほしい」とよく言っていました。
でも、最近は心の中で思うことがあっても、よっぽどのことでない限りは自分が受け入れて、相手には何も言わないようになりました。
他人には変わってほしいと思いつつ、逆に自分が言われたら納得できないことって結構あることに気づいたからです。
みんなそれぞれ違う個性をもっているのだから、行動一つ一つに目くじらを立てたりせず、穏やかに接したいものですね。
そして、同じく個性的な自分を、周りの人が受け入れてくれていることに感謝して、過ごそうと思います。
この本には、自尊心を高め、人間関係をスムーズにする100個のポイントが載っていますが、どれも本当に心に響くことばかりです。
これからも常に手元の置き、何度も読み返して、自分をアップデートしていこうと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
今日もステキな1日になりますように☺︎