今週のお題「夏を振り返る」について。今年の夏は、山の日の連休に合わせて休みをとって、長野県上高地へ旅行に行ってきました。
夫が上高地が大好きで、結婚前に二人で行ったことがあったのですが、今回は子どもと3人で、約10年ぶりに訪れました。
沖縄からは羽田空港を経由して、品川、新宿、長野県の松本駅、新島々駅、上高知へと向かいますが、飛行機、電車、バスなどを何度か乗り継ぎ、約10時間半の長旅です。
朝6時半に家を出発してから、上高知帝国ホテルに到着したのが、17時頃。
憧れの上高地帝国ホテルを目の前に、夢のようです。
ホテルはスイスをイメージして作られている印象です。
チェックインを済ませて部屋に入ると「アルプスの少女ハイジ」に出てくる屋根裏部屋の出窓のような窓がありました。
ベッドも家具も温かみがあり、高級感が漂っています。
しばらく部屋でくつろいだ後、近くの木道を歩いて、河童橋まで行くことに。
森の中の空気は澄んでいて、森の香りがします。
何度も深呼吸をしながら、のんびり10分くらい歩くと、上高地バスターミナルに到着し、その奥へさらに歩いて行くと梓川が流れています。
高い山々がそびえ立っていて、大自然の美しさにうっとりしてしまいます。
靴を脱いで川に入っている人も結構いましたが、川の水は氷水のように冷たかったです。
この日は早めにホテルへ戻り、予約していたカジュアル洋食レストラン「アルペンローゼ」へ。
レストランもスイスのような雰囲気で、メニューにもチーズフォンデュがあったり、スイスの山の絵が飾られていました。
カジュアルといっても、コース料理があったりと本格的な内容で、お値段もそれなりで、さすが帝国ホテルの「カジュアル」は私たちのイメージとは全く違うレベルでした。
どのお料理もとっても美味しかったです。
翌日の朝食は、和食レストランへ。
周りは60代〜70代くらいのご夫婦のお客さんが多く、静かで落ち着いた空間でした。
最近はホテルの朝食はバイキング形式が多いですが、このようにお膳で運んでいただくスタイルはゆっくりくつろぐことができて、贅沢に感じます。
スタッフの方もとても丁寧で上品な感じでした。
帝国ホテルは、食事なしの予約だと他のホテルとあまり変わらない価格だったので、まず宿泊予約をして、当日食事を追加したのですが、食事代やサービス料がビックリするほど高かったです。
さすが帝国ホテルでした!
でも良い思い出になりました。
チェックアウト後は、2泊目の大正池ホテルへまず向かい、荷物を預かってもらうことに。
ちなみに今回は3人とも登山用のリュックサックを購入して、荷物は各自リュック一つにまとめて背負って行きました。
森の中は歩行用の道がちゃんとあり、行き交う人も多かったです。
小川が流れていて魚が泳いでいたり、沼をカモが泳いでいたりと、自然を観察しながら歩くのはとても楽しかったです。
1時間ほど歩いて大正池ホテルへ到着。
荷物を預けて河童橋まで歩く予定でしたが、子どもは1日目の移動の疲れが出たのかダウンしてしまい、私と2人はホテルに残ることに。
夫は大好きな上高地散策のため河童橋方面へ出発し、私たち2人は大正池のほとりを歩いたり、石を積みあげて遊んだり、ホテルのロビーでゆっくり過ごさせていただきました。
(この日の夕方発熱して診療所に行くことになりましたが、保険証のコピーを持っていなくて自費払いに。それでも後から手続きすれば返金されるとのこと。子連れ旅行には保険証のコピーと、疲れで発熱したときのために解熱剤など持っておくと安心かと思います。)
この日は子どもがロビーでお昼寝してしまったので、しばらく寝かせてからと思いチェックインを遅らせたのですが(16時半頃)、そのために夕食時間の予約がどんどん埋まっていたようで、私たちが予約をとる頃には19時しか空いていませんでした。
早めの夕食を希望する場合は早めにチェックインして、夕食時間を予約することをお勧めします。
結果的には診療所に行って帰ってきた頃にちょうど19時だったので、今回はそれで良かったです。
子どもの体調不良のため、早く部屋に戻りたかったので、すべての料理を一気に出していただき、大急ぎでいただいてレストランを後にしました。
子どもも少し回復し、思ったよりは夕食を食べることができました。
早めに就寝して、星が見えるかどうか夜中に起きることにしました。
大正池ホテルは星や天の川がよく見えるホテルらしいですが、この日は雲が多く残念ながら星は見えませんでした。
翌朝は早くから起きて、部屋から見える大正池を眺めていましたが、刻々と変化していく景色は素晴らしく感動的でした。
大正池ホテルに宿泊の際は、池側のお部屋がオススメです。
朝食(和食・洋食から選べます)をいただき、部屋でのんびり過ごしてから10時にチェックアウト。
12時に上高地バスターミナルを出発して東京に戻る予定だったので、その前に河童橋周辺までバスで行きました。
この日はすっかり子どもも体調回復し一安心です。
梓川ほとりの双眼鏡(1回100円)で山を眺めたり、河童橋周辺で写真を撮ったり、お土産を選んだりしました。
上高地では湧き水が出る水道があり、美味しいお水を飲むことができます。
ホテルの部屋のお水も湧き水で、美味しくいただきました。
清流のせせらぎを聞きながら、美しい山や川を眺めているととても幸せで、いつまでもここに座っていたいと思いました。
今回の旅行は台風3つが発生している中で、合間をくぐって行った状態でしたが、なんと3日間とも晴天に恵まれ、素晴らしい景色を見ることができました。
大自然の中は本当に異次元の世界というか、普段のストレスや悩みが吹き飛び、心身ともに癒されパワーをもらえた気がします。
夫は恋い焦がれていた上高地に10年ぶりに行けたことで、山好きのスイッチが入ったようで、自分の人生で大切にしたいことの一つとして山歩きに目覚めたようです。
私や子どもも大自然が大好きなことを改めて実感したので、これからも旅行のために仕事を頑張り、より多くのお金や時間を旅行に費やすことができるように生活していきたいです。